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8月には、ホソミイトトンボが浅水・放置、浅水・除草の両浅水区で優占種となったが、特に浅水・除草区では、マツモムシより多く確認され、最優占種となった。
9月から11月には、オニヤンマが4つの管理区すべてに優占種として現れた。同じくトンボ目のクロスジギンヤンマも、深水・除草、浅水・放置、浅水・除草の3つの管理区で優占種となった。また、ヒメゲンゴロウが深水・放置、深水・除草、浅水・除草の3つの管理区で優占種となり、特に浅水・除草区ではマツモムシの次に個体数の多い種となった。管理区別にみると、深水・放置区ではミズスマシ、浅水・放置区ではミズカマキリがそれぞれ優占種となった(図12)。

 

 

 

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